2015年 9月 の投稿一覧

投資銀行の業務について

投資銀行業務は、債券の引き受けやM&Aを通じ、事業・財務を支援する

投資銀行業務というのは、債券の引き受け、資産などの買収・売却アドバイザーを通じ、企業の事業・財務戦略を立案し、実現に向けてサポートするサービスです。
通常2つの部門が協力して投資銀行業務をおこないます。1つは企業の資金調達や合併吸収などのニーズを把握し案件へとつなげる(営業)部門。もう1つが実際のM&Aと債券発行の計画をする部門です。しかし、日本の銀行では法人営業部門や国際部門も協力して案件を獲得していくという事例が多くあります。
欧米では、商業銀行の規模が小さいので法人向けの証券事業者が、企業をサポートすることで産業を育ててきました。その業務の延長線で生まれたものが投資銀行業務であり外資系投資銀行です。なので、外資系の投資銀行は企業の公開株式の主幹事証券業務も担っています。

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外資系投資銀行業は世界的な資金調達によって優位に立っている

90年代の金融規制緩和の後から、社債を発行することで直接投資家から資金を集める会社が増えてきました。利回りやリスク、権利設定といったものにより「普通社債」「転換社債」「新株引受権付社債」「劣後債」といった色々なシュルの社債があります。格付会社により格付けが行われた会社は、低い金利で社債が発行できるようになります。
社債の発行で活躍するのが外資系投資銀行です。グローバルでの資金調達の計画に優れていて、海外の投資家などとも深く繋がりのあるためです。
メガバンクグループはこれに対抗するために、三井住友ファイナンシャルグループは日興コーディアル証券を買収したり、三菱東京UFJファイナンシャルグループはモルガン・スタンレーに出資するなどしています。みずほファイナンシャルグループも傘下のみずほ証券などを通じて投資銀行業務を本格的におこないはじめています。

 

企業価値評価は納得感のある合併吸収に必要となる

00年代後半以降では、M&A案件でも外資系投資銀行が活躍しています。双方にとって納得感のある企業価値評価が大切になってくるM&A案件の例ではゴールドマン・サックスの「ソフトバンクのボーダフォン買収」「花王のカネボウ化粧品事業買収」、J・P・モルガンの「新日本石油と新日鉱ホールディングスの経営統合」「中央三井トラストホールディングスと住友信託銀行の経営統合」などです。
いま、M&A案件で使われている企業価値評価の算出には「DCF方式」「類似企業比較方式」があります。
DCF方式では将来のある一定期間までのフリーキャッシュフローを予測制作し、資本コストで現在価値に割引き、さらに一定期間の後の継続価値を算出します。
類似企業比較方式では、事業領域の近い上場企業をいくつか選び、評価倍率を求めて事業価値を算出しています。

市場業務について

市場業務とは、資金の運用と資金ギャップの調整を行う

預金額と融資額のギャップを調整したり、自行及び取引先の企業の資産運用などをおこなうのが市場部門です。資金調達は本店と、取引先の企業の資金運用は法人部門や支店と連携しておこなわれます。
銀行は預金残高と融資残高のバランスを常に取る必要があります。例えば、20年の在宅ローン融資によるギャップならば証券市場で金利スワップ取り引きや債券先物といった長期金融商品を調達します。企業向けの短期貸出によるギャップが生じた場合はインターバンク市場で商業手形などを調達します。短期・長期といった金融商品の期間もみながら預金と融資のバランスを調整しています。
このことから、市場業務の運用対象は様々な種類や様式があるということです。通貨・金利といった直物や先物、国内外の株式などをインターバンク市場・オープン市場・証券市場を通じて取り引きします。

 

市場のスペシャリストが色々な形で資産運用に関与する

いろいろな市場のスペシャリストが外部の市場関係者と取り引きをするのが市場運用部門です。銀行は通常、自社の判断とリスクで資金運用する職を「ディーラー」と呼びます。他にも、法人の顧客の指示とリスクで資金運用をする職を「トレーダー」、さまざまな金融商品の調査と分析をする職を「アナリスト」、為替・債券・デリバティブの取り引きにおいて仲介役をする職を「ブローカー」と呼びますが、呼び名については業界によって差異があったりします。
資金の運用はレバレッジを効かせることでたくさんの利益を作り出す可能性がありますが、リスクがかなり高くなります。なので、銀行では運用額が大きい場合は、1回の取り引きどこにレートを決めたりしてリスクを分散させるようにしていますし、ディーラーにはトレーディングのスキルによって運用可能は金額(ポジション)を決めています。また、業務連動型の報酬システムである外資系銀行のディーラーには数億円というプレイヤーがいることも珍しいことではありません。

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投資信託とは投資信託会社が形成し、信託銀行が運用している

投資信託も市場での運用成績の結果によって、投資家に償還金や配分金を還元するという金融商品です。しかし、商品を設計しているのは投資信託会社です。
投資信託では有価商品・為替・不動産・デリバティブといった色々な金融商品を対象にしています。販売者である銀行などが募集及び販売をして投資家から資金を集め、運用会社である投資信託会社などがその資金で投資信託を形成して、管理会社である信託銀行に運用を言いつけます。
信託銀行は指示に沿って資金を株式や債券などに投資・管理をします。こうして投資信託として運用し、得られた収益があった場合は銀行を通して投資家へと還元されていきます。
投資信託が正しく運用されているかどうかについては倒立監査人によってチェックされます。