市場業務について

市場業務とは、資金の運用と資金ギャップの調整を行う

預金額と融資額のギャップを調整したり、自行及び取引先の企業の資産運用などをおこなうのが市場部門です。資金調達は本店と、取引先の企業の資金運用は法人部門や支店と連携しておこなわれます。
銀行は預金残高と融資残高のバランスを常に取る必要があります。例えば、20年の在宅ローン融資によるギャップならば証券市場で金利スワップ取り引きや債券先物といった長期金融商品を調達します。企業向けの短期貸出によるギャップが生じた場合はインターバンク市場で商業手形などを調達します。短期・長期といった金融商品の期間もみながら預金と融資のバランスを調整しています。
このことから、市場業務の運用対象は様々な種類や様式があるということです。通貨・金利といった直物や先物、国内外の株式などをインターバンク市場・オープン市場・証券市場を通じて取り引きします。

 

市場のスペシャリストが色々な形で資産運用に関与する

いろいろな市場のスペシャリストが外部の市場関係者と取り引きをするのが市場運用部門です。銀行は通常、自社の判断とリスクで資金運用する職を「ディーラー」と呼びます。他にも、法人の顧客の指示とリスクで資金運用をする職を「トレーダー」、さまざまな金融商品の調査と分析をする職を「アナリスト」、為替・債券・デリバティブの取り引きにおいて仲介役をする職を「ブローカー」と呼びますが、呼び名については業界によって差異があったりします。
資金の運用はレバレッジを効かせることでたくさんの利益を作り出す可能性がありますが、リスクがかなり高くなります。なので、銀行では運用額が大きい場合は、1回の取り引きどこにレートを決めたりしてリスクを分散させるようにしていますし、ディーラーにはトレーディングのスキルによって運用可能は金額(ポジション)を決めています。また、業務連動型の報酬システムである外資系銀行のディーラーには数億円というプレイヤーがいることも珍しいことではありません。

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投資信託とは投資信託会社が形成し、信託銀行が運用している

投資信託も市場での運用成績の結果によって、投資家に償還金や配分金を還元するという金融商品です。しかし、商品を設計しているのは投資信託会社です。
投資信託では有価商品・為替・不動産・デリバティブといった色々な金融商品を対象にしています。販売者である銀行などが募集及び販売をして投資家から資金を集め、運用会社である投資信託会社などがその資金で投資信託を形成して、管理会社である信託銀行に運用を言いつけます。
信託銀行は指示に沿って資金を株式や債券などに投資・管理をします。こうして投資信託として運用し、得られた収益があった場合は銀行を通して投資家へと還元されていきます。
投資信託が正しく運用されているかどうかについては倒立監査人によってチェックされます。

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