国際業務について

国際業務は法人向けのサービスがメイン

個人及び法人向けの外国為替業務の統括・支援、法人向けの海外進出支援・海外融資の審査・世界的な資金管理と調達、さらに自行の海外戦略の計画をするのが国際部門です。
国際業務の多くは法人向けです。業務のほとんどは法人部門や国内の支店、海外の視点、投資銀行部門といったところと連携しておこなわれています。

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80年代にかけて日本企業が海外事業を展開するのに合わせて、日本の銀行の多くは欧米を中心に海外支店を出しました。バブルが崩壊した後は海外拠点は減らしていて、01年に都銀で147あった海外拠点の数は2年後にはおよそ半減してしまっています。
バブルが崩壊したことやBIS規制が適用された影響もありますが、日本の銀行が海外における合併吸収や社債発行、ストラクチャード・ファイナンスなどの投資銀行業務で欧米の銀行に争えなかったのです。
しかし、近年では国内市場が縮小するのとアジア市場が拡大していることで、中国を中心に海外拠点を増やしている銀行もでてきています。

 

国債決済サービスはコルレス銀行を通じておこなわれている

銀行の国際業務の大事な役割の1つが、取引先の企業が海外の企業との間にできた債券・債務を決算するというサービスです。海外には銀行間の決済システムがありません。ですので、通常は海外の銀行に預金勘定(コルレス口座)を開設し、その口座を利用して決済を行います。とはいえ、1つの銀行が海外の全ての銀行に預金口座を作るというのは現実的ではありません。そのために、口座のない銀行との取引には、通貨の中継地点である「コルレス銀行」を介して取引を行うことになります。コルレス銀行は通貨毎に決まっていて、日本では三菱東京UFJ銀行、アメリカではニューヨーク銀行、ユーロではドイツ銀行などです。
また、「輸出手形の買取」「輸出利引きのリスクヘッジや回収代行」「信用状の発行」「インターネットにより外為業務の電子化」といった、企業が国際取引で必要となるサービスも提供してます。

 

海外進出支援は外部提供会社と連携して提供されている

銀行は、経営支援サービスと同じように、外部の提携会社と連携して取引先の企業の海外進出を支援しています。
国際部門では、海外進出の時に必要な資金の融資や世界的な資金管理・調達、海外との取引の決済を支援するという本来の業務の他にも、現地で必要となるいろいろな業務をサポートしていきます。例えば海外支店や駐在員事務所などと連携し、地域の経済や政治の情報やリスク要因の収集、進出に対してのアドバイス、現地での法人設立を支援、オフィスや工場に必要な設備などをリース会社と提携して手配をしたりしています。
なお、海外における設備資金や運転資金の融資は「外貨建て融資(インパクトローンとも呼ばれる)」がおこなわれ、必要があれば元気通貨建てでの取引がその後も続けられます。

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